独断的GPS評価のページ

2002年1月にSony製GPS受信機Handy GPSとNavin' You 5.5とゼンリン専用マップを購入し、VAIOがカーナビになりました。また、パソコンカーナビは、カーナビ専用機にはない便利さ、楽しさを提供してくれるものであることもわかりました。

また、専用機より使いにくい部分も多々あり、これを自分のアイディアでどこまで改良できるかという興味もわきました。

よって、パソコンカーナビの楽しさや使いにくさを独断的に評価するため、新しく本ページを作りました。

いくつかの画像は、縮小すると文字が見にくくなるので、そのままのサイズでのせています。左右にスクロールしてご覧ください。

目次

Navin' You 5.5+Handy GPS導入 サイクリングにGPS
ルートガイド試用 GPS衛星捕捉の手助け
車用電源 国外でGPS+Navin' You使用可能か?
ポインティングデバイス
#速度計較正  
ハイキングにGPS  

 

2001年12月31日

Navin' You 5.5+Handy GPS導入

VAIOをカーナビにしたくなり、Navin' You5.5+ゼンリン地図日本全国版+Handy GPSセットをCompMartにて購入しました。Navin' Youは、もともとVAIOに付属していた4.6があったので、必要なかったのですが、パッケージに入っていたのでアップデートしてみました。

    Navin' You5.5+地図+GPS: http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/PCOM/Software/PCQ-NYH55/index.html

    Handy GPS: http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/PCOM/PCQA-GPS3VH/index.html

同時に、DC-ACコンバーター(2900円)も購入したので、VAIOがカーナビに変身です。

    オーディオテクニカINV-60W: http://www.audio-technica.co.jp/products/caracc/inv-60w.html

 

東京から新潟まで使ってみましたが、トンネル以外はロストポジションすることなく、高速道路上では順調に動いています。35000円でカーナビが出来てしまいました!

これはかなり使いやすいものです。もちろん、車内での操作性は、専用リモコンがついているカーナビ専用機ほどではありません(がたごと動く車の中でトラックパッドを使うのは大変)。ただ、地図がHDに入っているため、検索が早いです(神奈川-名古屋が5秒!)。さらに、車内に入ってルートを設定しなければならないカーナビと違って、車に入る前に部屋の中でルートを決めたり、シミュレーションモードで前もって道順をチェックしたり出来ます。カーナビとして使った後でも、区間ごとの時速が出ていたりするので、楽しめます。これは、車に固定してしまうカーナビには出来ないことです。ただ、夏の炎天下での使用は、VAIO、特にバッテリを壊しかねないので、用心が必要です。

また、Handy GPSだけもって外出し、歩いたルートや、気に入った店の場所を、Navin' Youに表示/記憶させることも出来ます。Handy GPS自体は7×4×3cmと小型なので、どこにでも持っていけます。

ただ、残念ながら、GPSで表示されるはずの高度が表示されていません。これさえあれば、飛行機やグライダーで飛ぶとき持っていって、航路の復習にも使えるのですが....

 

 

 

2002年1月27日

ルートガイド試用

これ、かなり精度よいです。GPSのみで使っているとき(バッテリー駆動時)のログを表示させても、通ったルートから50m以上ずれたことはありません。Navin' Youと連動させてカーナビになっているときには、地図とマッチングさせる機能が働いているようで、全然ずれません。これ、かなり実用になってます。

ただ、前回使った場所から離れた地点から使い始めると、場所を特定するのに時間がかかります。特に、走っているときには特定困難です。よって、信号で一時停止したりすると、場所を特定しやすくなるようです。

近くのコンビニを表示させたり、かなり使えます。

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2002年2月3日

車用電源

先月購入したDC-ACコンバーター(オーディオテクニカ製, INV-60W)を修理に出していて、これがかえってきたので、バッテリー使用可能時間を気にせず、VAIOが長時間のドライブにも対応できるカーナビになりました。AC電源使っていると、スタミナモードにならないので、昼間でも視認できるほどの明るさに液晶が光ります。もちろん、カーナビにしないで、充電器としても使えます。

DC-ACコンバーターとVAIOをつなぐために、家で使っているSony純正のAC電源を、家のコンセントからはずしてコンバーターにつなげていたのですが、これは結構面倒です。よって、車専用のAC電源を買うことにしました。

    吉野電装:http://www.genpin.com

Sony互換の富士通製16V電源があったので、これを購入しました。2個購入すると割引されて3600円となったので、1個1800円相当でした(残り1個は、同じVAIO-SRユーザーの弟にプレゼント!)。通常GPS、コンバーター、AC電源を車に設置しておけるので、VAIOだけ持って車に乗り込み、電源とGPSつなぐだけでカーナビになりました。これは便利です。

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2002年2月3日

ポインティングデバイス

かなり使えるカーナビとなったVAIOですが、運転中トラックパッドを使ってカーナビを操作するのは、自殺にも等しい危険行為です。よって、どうにかしたいと思っておりました。そこで、ビクター製スティックタイプのホイール付きハンディマウス

    http://www.jvc-victor.co.jp/mouse/handy.html

をソフマップで5900円(高い!)で買いました。これはUSB接続のジョイスティック型ポインティングデバイスで、Windows2000にはプラグアンドプレーで使えました。Navin'Youで地図の拡大率を変えるキーアサインは、Shift+矢印でした。運転中のこの操作はかなり困難でしたが、ハンディーマウスではスクロールがこれに相当するので、とても便利です。

カーナビにするためには、USB端子が1つしかないVAIOにGPSとハンディーマウスをつながなければならないため、2ポートのUSBハブも買いました。

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2002年2月5日

速度計較正

カーナビにしているときに、衛星受信状態を表示するウインドウに、現在の移動速度が出ていることに気づきました。それを見ると、車の速度計と表示が違います。長時間測定すれば、原子時計を積んでいるGPS衛星からの信号をもとにした表示のほうが正しいと思われるので、GPSを使って車の速度計の較正を行ってみました。

これは車の速度計で100km/h表示をさせたときの走行パスのログです。3秒ごとに車速が記録されています。この24秒間では、92-97km/hが表示されています。よって、ビガーの速度計は、約5km/h甘く表示されているようです。

将来スピード違反で警察に捕まって、その測定結果に不服だったら、これを見せればよいかもしれません。逆に、そのログを詳細にチェックされて、”こんなところでスピード違反しているぢゃないか!”と説経されるかもしれませんが.....

これを飛行機で行ったら、対地速度を簡単に出せ、風向を逆算できそうです。これはすごい!

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2002年6月2日

ハイキングにGPS

カーナビに出来なくて、HandyGPSにのみできること、すなわち電源ない場所でのGPS電波の受信、軌跡の記録を行ってみたいと思ってました。以前海外出張中に飛行機の窓際にGPS押しつけてたことがあったのですが、うまく電波受信できずに、ログとれなかったことがあります。車での運用もそうですが、前回電源切った時刻と場所から、大きく離れると電波の受信に時間がかかり、動き続けるとずっと受信できない状態が続きます。そのときはこの状態だったようです。よって、車で目的地まで行って、その間GPSを動きっぱなしにして、その後ゆっくりした動きのログとってみようと思いました。

ちょうど軽井沢でハイキングに行ったので、そのとき肩にGPSを留めて電源onにしてみました。かえってVAIOにつないでログをとってみたのが下記の図です。

見事にログとれてます。谷沿いを歩いたので、たまに電波受信できなかったり、50mくらいルートからはずれている点もありますが、いつどこにいたかぐらいはわかります。実はこのとき、鳥を見ながら歩いたので、100mぐらいの間隔で、歩いたり、立ち止まったりを繰り返してました。どこで止まってたかよくわかります。めちゃくちゃおもしろい!

次はもっと動きの速い自転車、スキー、そりやっているときの軌跡をとってみたいと思ってます。

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2002年9月15日

サイクリングにGPS

ちょっと遅れましたが、予告通り自転車に乗った時の軌跡をGPSで記録してみました。

結構ちゃんと記録されています。屋根のあるアーケードや、ビルの谷間ではロストすることや、誤差が大きくなることがありましたが、50m程度でした。

最高時速は27km/hでした。遅い!私の脚力のなさです。また、東西に走る道路の行き帰りで時速が違い、西行きの方が東行きより10km/h近く速い場合がありました。このことから当日東風が吹いていたことが分かりました。面白い!

しかし、GPSをどこに置くかが大問題です。最初はGPSの電源ボックスのクリップをブレーキワイヤーに引っかけてたのですが、段差を乗り越える振動で簡単にはずれてしまいました(舗装道路で転がったが、壊れなかった!)。結局左手で持ちながら、ハンドルに手を添えていたのですが、これで完全に動作しました。衛星からの電波は人間の陰には影響されないようです。

ログが残った走行距離は9.3kmでした。ホントはもっと走ってたのに、ロストしてた時間の分過小評価になりました。

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2002年9月29日

GPS衛星捕捉の手助け

以前使っていたビガーでは、衛星捕捉までに最長10-20分(高速道路以外)しかかからなかったのに、セドリックに変えてから1時間以上衛星を捕捉できないことが続きました。両車とも、ダッシュボード上の一番前にGPSを設置してました。

最初はGPSを運用する”アメリカの陰謀か?”と思ったのですが、冷静にビガーとセドリックを比較してみたら、フロントウインドーの角度が違います。セドリックの方が立っているのです。よって、GPSが観測できる全天の立体角が、セドリックに設置した方が少ないのではないかと推測しました。

ただし、一度捕捉してしまえば、ほとんどロストしないのは、両者同じです。よって、最初の捕捉をいかに手助けするかがキーポイントで、そのためGPSから全天を見込む立体角をなるべく大きくできる位置に設置してやればよいわけです。

よって、GPS起動した直後は、コードを伸ばしてHandy GPSを屋根の上に載せました。もちろんこのままでは落ちてしまうので、窓を開けて手でGPSを押さえながらの運転です。

こうしてやると、ほんの1-2分で衛星を捕捉できます!いままで2回試してみましたが、一度は前回GPS終了したところから60km離れた場所で起動したにもかかわらず、直ぐに捕捉に成功しました。一度捕捉できたら室内に移してもかまわないので、窓を閉めて安全なダッシュボード上の定位置に移せます。急いでやれば衛星を受信できなくなりましたと言われずにすみます。

これでGPSを使う際の信頼性がすごく上がりました。単純ですが、すごいテクニックです。

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2003年4月20日

国外でGPS+Navin' You使用可能か?

上記だけ見ると”あほか!GPSはGlobal Positioning Systemの略だろ、使えない分けないだろ!”と思われるかも知れません。ただ、Navin' Youには日本の地図であるゼンリンが入っており、世界地図はありません。これで国外でGPS使えるのでしょうか?

GPSと電池ボックスだけ持って、韓国行って使ってきました。車の後席に乗った私は、再度ウインドーにGPS押し当てていたら、なんと測位はじめました。日本に帰国してNavin' Youで表示したら、一応場所が出ました。よって、結果はGPS本体とそのログ機能は使えました。もちろん、道路地図ないので、カーナビゲーションとしては使えないことは云うまでもありません。下記をご覧ください。ちゃんと表示だけはされています!さすがGPS。(ホントはこのとき車酔いで死にそうでした。それでもGPSは手放しませんでした。)

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